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ケルビムでは、沖縄県で猫の捕獲が開始された2001年から、行政による捕獲猫の殺処分反対活動をし、行政によって捕獲され殺処分対象になった猫の引取り保護をしています。
捕獲猫とは?
一般的に「ノネコ」と呼ばれている猫で、希少動物保護目的の為、行政によって人里離れた場所で捕獲された猫のことです。ケルビムでは、捕獲された猫という意味で「捕獲猫」と呼んでいます。
(沖縄県HPに猫の捕獲事業の詳細が記載されています)
「ノネコ」と差別的な名称でも、生物学的には普通のイエネコであり、飼い猫、野良猫と同じです。怖がりで人馴れしていない猫もいれば、逆に保護当時からとても人懐っこい性格の人馴れしている捕獲猫もいます。過去には、首輪をつけていたり、地域猫で去勢避妊手術済を表すさくら耳猫(耳カットあり)やマイクロチップが装着されていた捕獲猫もいました。
環境省は2001年、沖縄県は2002年から、沖縄北部やんばるの希少動物を守るため、人里から離れた山林内で猫の捕獲・排除を実施しています。捕獲された猫たちは、引き取り手がいなければ殺処分される運命です。
捕獲猫の引き取り保護
行政が捕獲した猫は、引き取り手がいない場合はケルビムへと移送されます。この猫は、2021年12月に国頭村が捕獲したうがり君です。ケルビムで引き取り保護後、病気の有無を調べるためケージに隔離をして血液検査をし、避妊去勢手術などをしてから里親探しをしています。
最初は人馴れしていなくて怖がりな性格でも、しばらくすると人間にベタベタなくらいに懐く猫たちも多いです。
保護猫カフェNyangusk フォレストルーム
捕獲猫たちは、血液検査や避妊去勢手術を終えた後、沖縄県宜野湾市にある保護猫カフェNyangusk内のフォレストルームでカフェ猫デビューし、里親探しを開始します。
最初は人馴れしていなかった猫たちも、カフェでお客様や飼育スタッフと触れ合うことによって、徐々に人懐っこい性格へと変わってきます。
大宜味村で捕獲された子猫のユエナン
ユエナンは生後2か月くらいの時、大宜味村内に仕掛けられた捕獲機の中に入り捕獲されました。捕獲された当時から人懐っこい性格でしたので、「ノネコ」ではなく、人に懐いている野良猫か地域猫だったと思われます。ケルビムで引き取り保護をしてから2か月後に里親様に出会うことができ、現在は飼い猫として幸せに暮らしています。
奄美捕獲猫のレスキュー
世界遺産登録を目指した鹿児島県奄美大島が2018年にスタートさせた「ノネコ管理計画」
集落から離れた場所に住む猫を10年間かけて3,000頭捕獲するというもの。引き取り手がいなければ、捕獲されてから1週間後には殺処分される。捕獲した猫の写真や情報を公開せず、譲渡希望者には大変に複雑な手続きを課すので、捕獲された猫の譲渡は容易ではないのが現状です。
当会では、奄美大島でのノネコ管理計画がスタートした直後の2018年から2019年にかけて、何度も奄美大島に足を運び、殺処分対象となった猫たちを全頭引き取り保護をしました。私たちにとっては、沖縄県外での保護活動は異例なことでしたが、世界遺産登録の為に猫が犠牲になることに対して、見て見ないふりをするわけにはどうしてもいきませんでした。
ケルビムで引き取り保護をした「奄美猫」たちは、里親さんが決まったり、内地の保護団体に引き取られたりもしましたが、現在でも13頭の猫たちを保護しています。
※画像の猫は、2019年6月にケルビムで保護をした奄美猫のサタ君です。
ミントⅡ(沖縄県捕獲)
ニモザ(国頭村捕獲)
モヒート(国頭村捕獲)
ムース(シニア・国頭村捕獲)
むらさき(沖縄県捕獲)
ミスターG(猫エイズFIV+ 国頭村捕獲)
ミーニョン(沖縄県捕獲)
マリーゴールド(国頭村捕獲)
マシュマロ(沖縄県捕獲 消化器系疾患)
マイキー(猫エイズFIV+ 沖縄県捕獲)
マーリン(沖縄県捕獲)
ポポロ(猫エイズFIV+ 沖縄県捕獲)
ポルテ(国頭村捕獲)
ブルーム(国頭村捕獲)
フルフル(沖縄県捕獲)
ブラック(国頭村捕獲)
バコパ(猫エイズFIV+ 国頭村捕獲)
パンドラ(国頭村捕獲)
福美 ふくみ(猫エイズFIV+ 沖縄県捕獲)
プータ(猫エイズFIV+ 沖縄県捕獲)